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木名瀬 栄; 野口 宏; 坂本 幸夫; 中村 尚司*; 木村 雅哉*
Proceedings of 1st Asian and Oceanic Congress for Radiation Protection (AOCRP-1) (CD-ROM), 10 Pages, 2002/10
本研究では、原研で1988年までに開発した人体組織等価材について、光子減弱係数データベースXCOM version 3.1を用いて光子減弱係数を再評価するとともに、Basic Data Methodに基づき、ベース材に対する添加剤最適量を光子エネルギー毎に評価し光子エネルギーと添加剤最適量との関係を調べた。さらに、未開発であった歯,皮質骨等価材等に適用するための高密度組織等価材を試作し、光子透過率を実測して、実測結果と理論値とを比較した。その結果、原研で開発した人体組織等価材は、16.6keVの光子に対して、ICRP Reference Manの組織/臓器のものと同等の性能を有し、ベース材に対する添加剤最適量も適切であることを確認した。また、本研究で考案した添加剤最適量評価手法の妥当性が検証され、 試作したHA 61.80w/o添加の高密度組織等価材(=1.81g/cm)は、59.5keV光子に対し皮質骨等価材として有用であることがわかった。
大石 哲也; 堤 正博; 杉田 武志*; 吉田 真
Proceedings of 1st Asian and Oceanic Congress for Radiation Protection (AOCRP-1) (CD-ROM), 9 Pages, 2002/10
複雑な形状の放射性線源に対する線検出システムを設計するために、EGS4ユーザーコードを開発した。このコードは、EGS4に対して電子輸送に関する改良を加えるとともに組み込み体系(CG)の利用を可能としたPRESTA-CGをベースとしている。コードには新たな機能を組み込んでおり、粒子輸送に関する部分と線源の定義に関する部分との二つに大別される。コードの有効性を示すために、低レベル放射性廃棄物のモニタリング用に用いられる検出器に対してコードを適用した。その結果、アンチコンプトンスペクトロメータのレスポンスやコンクリート建家における放射線バックグラウンドが適切に評価されることがわかった。
橘 晴夫; 山口 武憲; 松岡 俊吾*; 根本 慎太郎*; 黒澤 直弘*
Proceedings of 1st Asian and Oceanic Congress for Radiation Protection (AOCRP-1) (CD-ROM), 7 Pages, 2002/10
日本原子力研究所東海研究所では、14基のモニタリングポストと4基のモニタリングステーションによる空間線量率及び大気中放射能濃度の連続測定,排水溝モニタ(2基)による排水中放射能の連続測定,気象観測設備による風向風速等の気象観測を行っている。測定結果は、環境放射線監視システムにて連続監視が行われている。環境放射線監視システムでは、原子力施設からの異常放出等の監視を行うため、測定データの異常時には環境監視員への自動通報が行われてきた。当研究所で整備した遠隔監視システムは、携帯電話の画面に環境監視データを数値及びグラフで表示することができるため、環境放射線監視員及び原子力防災関係者は何時でも何処に居ても環境監視データを確認することが可能である。このシステムの活用により、原子力施設の異常時における環境影響の有無の判断を迅速かつ的確に行うことができる。また、国や地方自治体関係者への早期通報,防災体制の構築,防災対策の策定に役立つことが期待できる。
小野 高行; 石森 有; 古田 定昭; 伊藤 公雄
AOCRP-1(第1回アジア・オセアニア放射線防護会議), 0 Pages, 2002/00
サイクル機構では、人形峠周辺の鉱山跡地の環境評価を目的として、ラドンとその子孫核種の監視を実施している。今回、この監視プログラムについて紹介するとともに、2000年度までのデータについて要約した。また、F値を用いた評価の妥当性について検討を行った。
吉田 忠義; 辻村 憲雄; 金井 克太
AOCRP-1(第1回アジア・オセアニア放射線防護会議), P. 75, 2002/00
東海事業所計測機器校正施設では、中性子校正場として円筒型含鉛アクリル樹脂を用いた252Cf減速場を整備した。これらの校正場の中性子スペクトルを把握するために、2種類の中性子スペクトロメータ及び計算コードを用いて評価を実施した。また、そこから得られた結果を元に、中性子線サーベイメータ2種類について、エネルギー特性試験を実施した結果について発表する。
北村 暁; 佐藤 治夫
THE 1ST ASIAN AND OCEANIC CONGRESS FOR RADIATION PROTECTION(AOCRP-1), 101 Pages, 2002/00
サイクル機構で取り組んでいる核種移行研究のうちのいくつかを紹介する。炭酸共存下におけるNp(IV)の溶解度測定では、溶解度の水素イオン濃度指数および全炭酸濃度依存性から、支配溶存化学種であるヒドロキソ炭酸錯体の熱力学的な平衡定数を取得している。また、還元条件・炭酸共存下におけるスメクタイトに対するネプツニウムの収着挙動では、実験で得られた分配係数値から各溶存化学種ごとの分配係数を推定している。一方、還元条件下・圧縮ベントナイト中におけるセレンの見かけの拡散係数測定では、その珪砂混合率や温度の影響を調べている。
辻村 憲雄; 百瀬 琢麿
AOCRP-1(第1回アジア・オセアニア放射線防護会議), 0 Pages, 2002/00
1982年から放射線業務従事者の中性子個人被ばく管理に使用しているアルベド型TLDについて、過去20年間にわたる研究成果を紹介する。これまで、単色場でのエネルギー特性実験、モンテカルロ法による応答特性の計算、実作業現場における中性子スペクトルの測定と線量計のフィールド照射実験、個人線量計国際相互比較における線量評価性能の評価、並びにプルトニウム燃料施設におけるTLDと固体飛跡検出器線量計との同時着用試験等を実施し、アルベド型TLDの特性を十分に把握するとともに、エネルギー依存性を補償する線量評価手法を確立した。
高田 千恵; 高嶋 秀樹; 穂積 稔彦; 橋本 周
Proceedings of 1st Asian and Oceanic Congress for Radiation Protection (AOCRP-1) (CD-ROM), p.20 - 24, 2002/00
緊急時の初期対応の迅速・確実化を図るため、大洗工学センター全ての施設を対象とした、放射線管理情報を遠隔監視する計算機システムを構築した。このシステムにより、当初の目的を達成することができたほか、通常の放管業務の効率化も実現することができ、よい成果をあげることができた。
竹安 正則; 武石 稔
The First Asian and Oceanic Congress for Radiation Protection(AOCRP-1), 0 Pages, 2002/00
予測線量を迅速に得るための計算システムとして、サイクル機構東海事業所では、緊急時環境線量評価システム(SIERRA-II)の開発を行っている。SIERRA-IIは、10分毎に排気筒モニタデータ及び局地気象観測データをもとにランダムウオーク粒子拡散モデルを用いて大気放出放射能の三次元拡散計算を行い、大気中濃度及び空間線量率の空間分布をリアルタイムで評価するシステムである。本発表では、東海再処理施設の運転によるKr-8の大気放出に伴うモニタリングポストでの空間線量率及び大気中濃度の実測データを用いて、SIERRA-IIの妥当性の検証結果について報告する。
加藤 智子; 内藤 守正; 石黒 勝彦; G.Smith*
第1回アジアオセアニア放射線防護研究発表会(AOCRP-1), 0 Pages, 2002/00
地層処分研究開発第2次取りまとめにおける生物圏評価では、国際共同研究BIOMOVS IIおよびBIOMASSで検討されたレファレンスバイオスフィアの考え方を採用し、わが国における特徴を踏まえながら、生物圏評価モデルを構築し、天然バリアからの核種移行率を線量に換算する係数を算出した。
小嵐 淳; 宮部 賢次郎; 三上 智
The First Asian and Oceanic Congress for Radiation Protection, 0 Pages, 2002/00
再処理施設の運転および放射線管理の経験を踏まえて、再処理施設の運転に伴って環境中に放出される気体・液体廃棄物のモニタリング技術の開発や放出実績、工程内の放射性核種の挙動、施設周辺の環境モニタリング、公衆の被ばく線量評価、廃棄物の放出量低減化対策などに関して得られた知見を報告する。
石田 順一郎; 高橋 啓三; 野村 保
The First Asian and Oceanic Congress for Radiation Protection (AOCRP-1), 0 Pages, 2002/00
サイクル機構及び原研は、災害対策基本法に定める指定機関として「原子力緊急時・支援研修センター」を設置した。本センターは、原子力災害が発生した場合、オフサイトセンター等で実施される原子力防災活動への技術的支援を行う活動拠点となるものであり、今回、その機能の概要を紹介する。